2018-06

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荒川洋一101 電話

荒川洋一101 電話

 昨晩からの強い雨で、庭の椿や姫コブシの花が散ってしまった。庭の掃除を終え、ウォーキングに出てみると、近所のホテルの庭に植えてあるソメイヨシノの花が咲き始めていた。

荒川洋一101-2

 私は明日(3月23日)荒川さんの工房を訪ねる。何点か荒川さんの作品に付いて教えて頂きたいことがあり、棚に飾らず段ボールに入れておいたこけしを取り出してみた。手に取り包み紙を開いてみると、顔に黄色いシミが出ているものもあり保存状態の悪さにショックを受けてた。

 今日、紹介するこけしは、その中の一つ、荒川洋一さんの善吉型で大きさは8寸、制作時期は平成15年頃である。顔のシミが痛々しい。

荒川洋一101-1

 顔は少し面長で、淡いピンクの染料で隈取られた中にギョロリとした紡錘形の眼が描かれ、獅子鼻にキリッと小さく口を結んでいる。荒川さんの60代の作品で、筆使いに力があり、タコ坊主の魅力を凝縮している。

荒川洋一101

 夕方、「明日(都合)は大丈夫ですか。」と再確認の電話を入れ、雪など道路の状況も尋ねた。荒川さんにお会いするのは、昨年の「山河之響の会」以来であり、明日の夜明けが待ち遠しく感じる。

こけしの話357

テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

佐藤廣喜1 地蔵型

佐藤廣喜1 地蔵型

 私の好きな花の一つに椿がある。特にヤブツバキの花が一番良い。鬱蒼とした常緑樹の森を歩いているときに、艶のある濃い緑色の葉の茂る中、赤い花びらに黄色い葯(雄蕊の先端)、立ち止まってうっとりと眺めてしまう。

佐藤廣喜1-2

 今年は雪こそ降らなかったが、例年に比べ可なり寒い日が続いている。その中で、ゆっくりと、そして静かに庭の椿の花が咲き始めた。ほんのりと春の兆しを感じている。

佐藤廣喜1-1

 今日、紹介するこけしは佐藤廣喜の作品で大きさは4寸1分、木地は日に焼け少し褪色が進んでいる。地蔵型の膨らんだ胴に、小さな藪椿の花が1輪描かれている。顔は二重まぶたに割り鼻で二筆の赤い口が微笑んでいるように見え、全体的に甘さのようなものを感じることがある。
 
 私は「端整」な顔立をした廣喜小品を、椿の花が咲き始める季節に、飾り棚から取り出し机の上に置いて眺めることがある。

佐藤廣喜1

 佐藤廣喜は明治22年6月15日に宮城県柴田郡金ケ瀬村に生まれ、明治34年に13歳で従兄の佐藤松之進について木地の修業をした。大正6年と7年に遠刈田の北岡商店で木地の講師などをしていたこともある。50歳を過ぎた頃から、作風が甘くなってきたと言われている。

 何事においても、人一倍研究熱心で働き者のだった佐藤廣喜は周りから「機械人間」と呼ばれることがあった。昭和19年7月6日に不治の病には勝てずに行年56歳の若さでこの世を去っていった。

こけしの話356

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野地忠男3 ニヒルな顔

 野地忠男3 ニヒルな顔
 
 雪はほとんど降らなかったが、異常に寒い日が続いている。ついこの間、年が明けたと思っていたが、もう直ぐ1月も終わろうとしている。歳を重ねて行く中、月日の流れる速度が年々増してゆくように感じてならない。

野地忠男3-2

 最近、妻が気になるバックを見つけ、つくば市にある帆布でバックを作っている工房兼直営店を訪ねた。最近この地に開業したので、まだナビでは案内してくれないらしい。細く曲がりくねった道に入り、少し走ると、静かな住宅街の中にお洒落な建物が現れる。それが「SUDAHANP(須田帆布)」である。帆布を使った丈夫で飽きの来ないバックを作っている。
 
 ちょっとしたお出かけに使うバックを1つ買い、帰りの車の中で「次はリュックが欲しいね。」と妻は呟いていた。

野地忠男3-1

 今日のこけしは以前に紹介した野地忠男さんの小寸で笠を被った作品といっしょに、土湯温泉のアサヒ写真館で購入したものである。大きさは3寸、制作時期は平成13年で69歳の時の作品である。胴模様は赤主体してロクロで線を描いているが、ほんの少しだけアクセントのように緑の染料も使っている。木地に染料の滲みが少し出ている。

野地忠男3

 小寸ではあるが、じっと眺めていると野地忠男さんの描く湊屋のこけしは、ニヤッリと笑った顔が少し歪み、それがグロテスクで何とも言えない魅力を感じた。須田帆布のバックのように何時までも長く付き合って行きたいと思っている。
 
こけしの話355

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荒川洋一100 植木型

荒川洋一100 植木型

 今年も終わろうとしている。昨日は年末の恒例にしている筑波山の登山をおこなった。筑波山神社の駐車場に車を止め、初詣の準備が整っている神社の横を通り、白雲橋の登山コースを選び登り始めた。このルートは女体山の山頂までの標高差が620mあり、スギやモミ、アカガシなどの樹林を歩き、広葉樹林に変わるころから、弁慶七戻りような奇岩や巨石が続き、変化に富み面白いコースである。頂上ではスカイツリーや富士山が遠く霞がかかった中に眺めることができた。

荒川洋一100-3

 今日、紹介するこけしは、先月「書肆ひやね」で開催されていた第10回「山河之響の会」で、私が3本目に選んだ荒川洋一さんのこけしで「植木型」と呼んでいる。大きさは5寸である。

荒川洋一100-1

 形態は造り付けでスリムであり、隈取の中の目はタコ坊主にしては細く、「荒川さんの化身」のような雰囲気が出ているこけしである。初めて工房を訪ねた時、この同手のこけしを手に取り眺めているうちに「荒川さんに似ている。」と感じ、それ以来、荒川さんの自画像を観ているようで親しみがある。     

荒川洋一100

 工房を訪ねた時やヤフオクなどで、機会ある毎に同手の「植木型」を購入し、新旧、何本か取り出しは机の上に並べ、ぼんやりと眺めることがある。

こけしの話354

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荒川洋一99 千代五郎型

荒川洋一99 千代五郎型

 神田の「書肆ひやね」で開催されていた第10回「山河之響の会」は昨日終了した。メンバーは昨年と同じで、荒川さんの他に、佐藤一夫さん、小笠原義雄さん、笹森淳一さん、桜井昭寛さん、鈴木明さんの6人である。「書肆ひやね」での開催は7回展から今回まで続いている。

荒川洋一99-2

 私達は山河之響の会を観て、東京駅に戻り、昼食は昨年食べたパスタの味が忘れられず、三菱一号館の中庭にあるレストラン「A-16TOKYOU(エーシックスティーントウキョウ)」で食べた。ビールを飲みながら濃いトマトソースのモッチリとした太めの麺を味わった。中庭にはクリスマスの飾り付けがしてあり、平日の午後にも拘わらず大勢の人々が往き来している。

荒川洋一99-3

 昼食の後はSKY BAS(スカイバス)と呼ぶ、2階建てのバスに乗り、皇居の周辺や銀座をぐるりと一周した。街路樹のイチョウやケヤキは秋色に染まり、歴史的な建造物や都会の街並みと調和して美しく映えていた。私たちは2階バスに乗車するのは初めての体験である。妻と2人で、久しぶりにお上りさんとしての一時を楽しんた。

荒川洋一99

 山河之響の会で2本目に選んだこけしは荒川さんの千代五郎型である。大きさは5寸で、胴は赤と黄色、緑の3色の団子を重ねているような形をしている。短めの髪に、反った二重瞼と赤い口が描かれていて、何処となく目を細め笑っているような少年の顔に映っている。

荒川洋一99-4

 以前、土湯温泉の「アサヒ写真館」で購入した同手のこけしを並べてみた。両方とも目を細めて笑っている。
 
 「アサヒ写真館」の千代五郎型は制作時期が平成19年で、本作とは10年近く時間の隔たりがあり、大きさや形態、描き方の違いがハッキリと見てとれる。原そのものが違っているのかも分からないが、私は2つ並べて、その相違を見比べながら、楽しむのも面白いと感じている。

こけしの話353

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