2017-08

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 鈴木征一12 鼓堂657番

 鈴木征一12 鼓堂657番

 先日、久々に出張になった。定年延長して3年目に入り、スーツに袖を通し改まった場所に出ることも少なくなった。朝、ぎこちない手つきでネクタイを結びながら感慨深いものを感じた。
 仕事が予定より少し早めに済んだので千葉駅から総武線で東京駅にまわり、地下街を歩き「キリン・シティー」に立ち寄りビールを飲んだ。季節のメニューのサンマ料理やキノコ料理をつまみに、フワッと盛り上がった泡のグラスを何杯か飲み干し、我が人生の黄昏をひと時の酔いに霧散しって行く。

鈴木征一12-2

 今日、紹介するこけしは鈴木征一さんの作で大きさが6寸3分、制作時期は昭和62年9月である。名古屋こけし会の依頼で「愛玩鼓楽」657番の奥山喜代治のこけしをもとに征一さんが復元(初作)したものである。

鈴木征一12-1

 木地の形態は造り付の直胴で3段の重ね菊が描かれている。菊の花びらはたっぷり赤い染料を含ませた筆使いが小気味よいリズムを奏でるように伝わってくる。小さめの頭には黒墨でリボン状の水引と左右に蝶の羽のような赤い髪飾りが描かれており、顔は一重まぶたに猫鼻、キリット結んだ小さな口、初々しく遠い北国の童女の姿を連想する。

鈴木征一12

 「大阪こけし教室」の定例会の報告を読んでいたら、肘折系のこけしの写真が掲載されており、気になり読んでみると阿部薫工人が作った古肘折型のお土産こけしの記事であった。阿部薫工人は奥山庫治と親密に交流していたそうでロクロを据えこけしや木地玩具を手掛けているとの事である。肘折系こけしに一筋の光となることを祈りたい。

こけしの話304

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コメント

肘折が好きです。

 いつも有益な記事を拝見しています。こけしが趣味の妻に付いて行って、この数年、12月、雪に埋もれ始めた肘折の鈴木さんをお訪ねしています。狭い街には昔の有名なこけし工人の看板が数件、そのままです。お土産屋さんのお爺ちゃんと仲良くなり、あれこれ昔のこけしを探してくれます。変にこけし趣味人にすれていなくて、感じの良い街です。今年は、いけないで残念です。

Re: 肘折が好きです。

私も肘折のこけし、鈴木征一さんのこけしが好きです。残念ながら鈴木征一さんご本人にはお会いしておりません。以前「山河之響の会」に出品されておりましたので勇んで出かけましたが、雪の季節でご本人は不在、残念な思いをしたことを思い出します。また、何か肘折の話題がありましたら宜しくお願いします。

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