2016-09

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今 晃16 笠を被った幸兵衛型

今 晃16 笠を被った幸兵衛型
 
 先日(9月22日)100名山の一つ谷川岳に登った。台風16号が去り、天気の回復を願いつつ21日の深夜に水上温泉のホテルに入った。翌日、午前中は天気が持つとのことだったので、ホテルの朝食をキャンセルしロープウェイの土合口駅まで行き7時発のロープウェイに乗り標高1320mの天神平駅に立った。外は一面の霧が立ち込め今にも雨が降り出しそうな中、雨合羽を着込み濡れた道を歩き出すと間もなく霧雨になり、1時間ほど歩いて休憩した熊穴沢の避難小屋あたりからは本降りになってきた。避難小屋から先はクサリ場などのきつい登山道となり一歩一歩慎重に歩を進めた。頂上近くの肩の小屋を過ぎるとササ原の道となり雨と闘いながら、やっと双耳峰谷川岳のトマの耳(1963m)とオキの耳(1977m)の頂に立つことが出来た。

今晃16-3

 紅葉には少し早い季節の登山だが頂上付近の樹々は少し色付きはじめている。ガスでほとんど視界はなかったが、丈の低いモミジやツツジの葉が赤や黄色に染まろうとしており、雨の降る中で私達をホット和ませてくれた。
 
 今日、紹介するこけしは今晃さんの笠幸兵衛で大きさは7寸、制作時期は胴底にエンピツで平成6年1月28日と記されており平成5年末ごろから平成6年1月はじめに作られたとものと推定され、今さんの笠幸兵衛型としては初期の作と思われる。

今晃16-1
 
 木地の形態は胴の中央辺りが括れており、縁の小さめな笠を頭に被り、笠のてっ辺の雪洞を赤く塗り、放射状の4本の線と笠の縁は紫の染料を使っている。胴の上下には赤と紫の染料でロクロ模様が引かれ、中ほどに紅い牡丹の花が一輪と黒い墨の添え葉が5枚描かれ、首は長く太い眉にキリットした眼、引き締まった真摯な表情が良い。

今晃16

 斎藤幸兵衛の笠を被ったこけしは昭和9年作が「木村弦三コレクション」の中に唯一1本あり、このこけしを原にして多くの津軽系の工人達が笠幸兵衛を作っているという。今晃を含む笠幸兵衛型については「こけし千夜一夜物語(第326夜から第330夜)」と「こけし千夜一夜物語Ⅱ(第29夜)」の中に「津軽の競作3」と題され詳しく紹介されており参考にして頂きたい。

こけしの話300

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