2015-11

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荒川洋一83 昭和49年作の植木型

荒川洋一83 昭和49年作の植木型

 今日、紹介する荒川さんのこけしは、植木型と呼んでいる青坊主で大きさは5寸5分で昭和49年の作である。師芳蔵から善吉型を作ることが許され2年の歳月が流れた。

荒川洋一83-1

 キリット描いたした眼や口が良い。この頃の作品には筆に勢いがあり、この植木型の小品を机の上に置いてしみじみと眺めていると少年のような清々しさを感じる。

荒川洋一83

 荒川さんの昭和49年の年譜を見ると、東京の大丸で開催されたこけし展で実演を行ったとある。前年には鳴子の全国こけし祭りで武井版画の善吉型を復元した3寸の小寸こけしが初入選し、師芳蔵を失った後ではあるが確実に中ノ沢系の工人としての地歩を固めていた。

荒川洋一83-2
 
 今年の夏にご自宅で購入した同手の植木型と並べ40年の長い歳月の流れを楽しんでいる。
 
 荒川さんの工房にお邪魔して、お話をお聞きする中、荒川さんご自身が描彩に対し衰えを感じておられる事が気になっている。昨年の夏も千代五郎型のこけしを前にして細い線がうまく引けなくなってきた事を伺った。

荒川洋一82-2

 最近、何種類か作ったという「えじこ」の中から須賀川型を一つ譲って頂いた。荒川さんは、この「えじこ」を座卓の上に置いて肩や胴の周りに描いた赤と紫の渦巻き模様が以前のようにスムーズに画けなくなったと仰っておられた。

 この須賀川型の「えじこ」を良く見ると写真では分かり難いが、渦巻を1筆では描き切れずに2、3度と筆を止めたために色が重なり合い勢いを失っている。 

 
こけしの話271


 
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