2015-10

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荒川洋一82 昭和46年作のこけし

荒川洋一82 昭和46年作のこけし

 今年の夏は那須湯本の「みちのく民芸店」と荒川さんのお宅にお邪魔して何本かタコ坊主を買い求めた。私としては、あまり流通していない型、持っていないので欲しいと思っている型などを手に入れたいと思っていたが、今回は桔梗の絵柄の正進型を1点入手したのみで、些か物足りなさを感じた事を否めない。

 荒川さんが師芳蔵工人について語る回想の中で「沢山の種類のこけしを作ると苦労するから。」と言われた事があり、晩年の芳蔵は牡丹模様の善吉型と青坊主の2種類しか作らなかったということを話しておられた。私達があれもこれもと荒川さんに注文する事が、老い行く中で重荷になっているような気がする。

 来月の19日からは「第8回の山河之響の会」がある。秋の収穫も終え、作品の制作に集中して頂きたい。

荒川洋一82-1

 今日のこけしは昭和46年12月ごろの作である。大きさは3寸で胴には牡丹が1輪と赤、緑、紫の3色の染料で細かなロクロ模様が引かれている。逆三角形をした頭には善吉型を模したような釣り上った大きな眼が描かれた顔、私には宇宙人を思わせるようで異様に映ってならない。

荒川洋一82

 昭和45年に芳蔵の元に入門し芳蔵型の制作に専念していた。善吉型を作りたいが師の許しを得ていない。その中で、この作品は、善吉型に近づけたギリギリの境界に位置しているように想像する。昭和47年に善吉型の復元を師に願い出て許されるまでの狭間に当たっている。


こけしの話270

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