2012-10

Latest Entries

本田亀寿1 小原のこけし

本田亀寿1 小原のこけし
 
 先日のブログ「鎌田文市3」で気まぐれな旅と言ったが、ひとつだけ目的があった。それは本田亀寿さんのこけしを譲って頂くことである。叔父から亀寿さんの5寸のこけしをプレゼントされたことがある。叔父は日本道路公団に入社していて、東京から北に向かって建設している東北自動車道の工事を担当し、現場監督や建設用地の買収を担当していた。昭和40年代に白石から仙台までの区間を建設しているときに亀寿さんのこけしを買ったそうだ。
 叔父に聞いた話だが、亀寿さんは購入し難い工人の一人だったそうだ。大酒飲みで酒代欲しさに作ったらしい。デパートの轆轤の実演会でも会場を脱け出して酒を飲みに行ってしまうことがあり担当を困らせたという逸話も残っている。

本田亀寿1-1

 私がこけしを集め始めて5年ぐらい経っていたと思うが、弥冶郎や遠刈田などこけしの産地を歩いても本田亀寿さんのこけしは一度も見かけたことが無かったように記憶する。

 昭和55年10月26日に小原渓谷の紅葉を観ながら車を運転し、亀寿さんの工房へ辿りついた。亀寿さんは上機嫌で、気のせいかほのかに酒の香りが漂よっていた。横にいた妻を見ると「ほら、飲んでいるでしょっ。」と言いたげに目が笑っていた。私達は4寸から8寸までのこけしをいくつか譲って頂き大切に持ち帰った。

本田亀寿1

 このこけしは亀寿さんの8寸で父から譲り受けた個性、独特な世界を持っている。机の上に置き眺めていると、小原渓谷のモミジの赤を思い出す。そして天然パーマでくしゃくしゃ髪の亀寿さんの笑顔を思い出す。


こけしの話40

スポンサーサイト

テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

«  | ホーム |  »

プロフィール

soudo

Author:soudo
FC2ブログへようこそ!

 

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

 

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

 

 

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

 

QR