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2012-09

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井上ゆき子1 初めての出合

 井上ゆき子1 初めての出合

 私は昭和57年6月26日に、井上ゆき子さんの自宅を訪ねている。

 その日は喜多方の街を散策し、坂内でラーメンを食べた帰り道だった。
 松本清張の「天才画の女」という小説が昭和50年にドラマ化され、喜多方の蔵の街がロケ地に選ばれ放映された。その撮影に使用した画(画家小林哲夫氏)を喜多方の古い蔵をギャラリーに改造し展示していると聞いたので行ってみたいと思い、家族と一緒に日帰りで出かけた。帰路、国道49号線を会津方面に向って車を運転しているときに「井上こけし工房」の看板が目に入り寄ることにした。

井上ゆき子 茂吉-1

 突然、連絡も無く訪ねたのに、ゆき子さんは温かく迎えて下さったことを思い出す。私が訪ねた日はゆき子さんお一人で、私達は居間に通されてお茶を御馳走になり、1時間ぐらいだと記憶するが、一緒に連れて来た子供達の事や私が趣味で始めた陶芸の事など話をした。
 居間に置いてあった箪笥の上には「こけし・伝統の美・みちのくの旅=立風書房」に掲載されていた(同じものと想像する。)幼い日の、はるみさん達3姉妹が描彩(自挽したものもあった。)したこけしが飾ってあり微笑ましく眺めた。

 今回の作品は、その時に譲って頂いた7寸5分のゆき子さんの茂吉型で陽に焼け褪色しているがキリットしていて気品がある。

井上ゆき子 茂吉

 一時期、私が使っていた部屋は南向きの4帖半で、ガラスケースに入ってはいたがかなりこけしの劣化をはやめてしまった。もう少し管理を良くしていればとこけし達に申し訳ない気持ちで一杯である。


こけしの話33

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