2012-05

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鎌田文市2 白石の思い出

鎌田文市2
 
 私が昭和54年11月に文市さんの自宅を訪ねたことは前回のブログに書いたが、その頃、白石には同期入社の友人T君がいて家業を継ぐために帰郷していたので、彼の家を宿にして近くのこけしの産地や工房を訪ねることが多かった。
  彼は野球部員として入社したが、あまり芽が出ずに数年で見切りを付け実家に帰って行った。図体が人一倍大きく、その当時に何人も挑戦して達成出来なかった大鉢のラーメン(何倍か食べると無料に)を平らげて最初に店の壁に名前を貼り出された伝説の男だった。私はスポーツにはあまり興味を持っていなかったので、野球の現役時代は付き合いが浅かったが、帰郷が近づいたころから一緒に酒を飲む機会が増え急に親しくなった。

鎌田文市2-1

 白石の自宅に行くと昼間は仕事に出ているので、弥冶郎や遠刈田辺りのこけしの産地を歩き、夜は彼とビールのケースを空にしながら、夜が更けるまで話し込んだ。ある時は地元の青年団のメンバーが蔵王連峰の見える河原で芋煮会を開いてくれたことも思い出に残っている。

 文市さんの工房は彼の実家の通り道にあったので毎回寄っては1本、2本と増えていった。80歳を過ぎても尚元気に迎えてくれた文市さんや孝市さん達家族のことを昨日のことのように思い出す。

 文市さん72歳の作品である。

鎌田文市2

 インターネットは無く、流通なども今ほど発達してなかった時代は、こけしの収集一つ取ってみても、今とは比較にならない程大変だったように思う。その頃に買ったこけしを一つ一つ手に取り眺めて行くと、一つ一つに産地風景や工人との思い出が詰まっており、愛しさが増して行くような気がする。


こけしの話20

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