2011-05

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新山久治1

新山久治1

 震災から2ヶ月が過ぎても余震が続く、無残に倒れたこけしを、1本、1本棚から取り出し並べ直す作業をしている。手に取ると、日焼けして褪色してしまった哀れなこけしや何かの弾みで倒れ・落ち、大切な顔に当たりキズが付いてしまったこけしなど、遠い昔の思いに耽りながら、手を休めては眺めている。

 私の伝統こけしの収集歴は昭和51年2月2日から始まる。当時は国鉄の周遊券なるものが発売されていて、往復の急行列車の自由席と周遊地域の国鉄の乗り降りが何度でも自由にできる便利な切符だった。私も南東北地方の周遊券を握りしめ、仙台を中心に列車で山寺や松島を巡る旅に出た。その時に仙台市内のアーケード街で1本の弥治郎系のこけしに出会った。

新山久治1-1

 家に帰ってからは机の上に飾り酒を飲むときにや小説を読むときに、ちらりっと眺め、その素朴さに惹かれて行き、旅に出る度に1本、又1本とこけしが増えていった。

新山久治1

 今日、紹介するこけしは新山久治の6寸で、昭和20年から30年代の作品か、それとも、もう少し前に作られたものだろうか。胴の模様は赤以外の色は褪色して残っていない。後ろを見ると赤と赤の帯の間に紫色の痕跡が薄く残っている。
 なで肩の直胴に真ん丸な頭が乗り、顔の描彩は活き活きとした筆使いが晩年の作との違いを見せている。目と口と鼻が顔の中心に寄り添い愛らしい。
 
こけしの話1
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