2017-06

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小林善作6 湯田のこけし

 小林善作6

 今日は久々にお日様が顔を出し気温も上がってきた。犬を連れての散歩、私の友人の家庭菜園で葱坊主を見つけた。子供の頃は普通に農家の葱畑で見かける風景だったが、今は葱の花を付けたものなど商品にならないので農家では見かけない。懐かしい想いで少し立ち止まり見入ってしまった。

小林善作6-2

 今回は小林善作のこけしで大きさは6寸、製作時期は不明である。細い三角錐のような形をした胴に三輪の重ね菊が描かれている。眉と眼の距離がかなり離れており、眼は顔の中心よりも下に描かれている。鼻と口は異様に小さい。このバランスが崩れが、まさに善作であり私の好きなこけしである。

小林善作6-1

 明治42年12月3日、岩手県和賀郡沢内村に生まれる。昭和9年、和賀郡湯田町の小林辻右衛門の娘愛と結婚し婿養子となる。辻右衛門は当時、木地伝習所を開き佐藤丑蔵が講師をしていた。善作は昭和10年に弟子入りし、戦後は玩具とこけしを少しずつ作っていたが、昭和33年より本格的に製作を開始した。胴が細くグロテスクなこけしを作り肘折系の亜流とされ、肘折系と遠刈田系の両方の特徴を持っている。

小林善作6

 昭和45年1月に脳溢血で倒れ昭和45年10月20日に62歳の生涯を閉じた。

こけしの話248

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小林善作5 湯田のこけし

 小林善作5 湯田のこけし

 今朝、所用で香取神宮の仲見世まで出かけた。早い時間だったので散歩がてら本殿まで歩いてみた。まだ参拝客は少なく樹木が日差しを遮り心地良い。今年は12年に1度、午年に行われる式年神幸祭の年に当たるため、本殿の屋根を葺きかえ、装飾類も美しく塗り替えられ綺麗に生まれ変わっている。

小林善作5-3

 帰り道、仲見世で張子の犬を見つけて購入した。オドケタ顔に赤や青の美しい色彩、郷土玩具が持つ独特な味わいに魅せられしてしまう。

小林善作5-2

 今日のこけしは、小林善作工人作で大きさは2寸、胴底に善作の署名と制作日が昭和30年2月23日と墨で記されている。胴は中ほどが少し細くなり、上下に赤と緑のロクロ模様の線が引かれ、ロクロ線に挟まれるように拙い2段の菊の花が描かれている。

小林善作5

 頭はおかっぱで両目は垂れており、三日月の形に描かれた口は笑っている。へらへらとニヤケタ顔はいかにも善作であり、私好みの善作である。

小林善作5-1



こけしの話220



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小林善作4 湯田のこけし

小林善作4 湯田のこけし

 今日は小林善作工人のこげす型の小さな作品を紹介する。大きさは3寸で、制作時期は不明であるが昭和40年前後の作と想像する。顔を見ると何故か真剣に物思いに耽っているように映っている。一筆目のキリット結んだ口が良い。胴模様の緑が少し褪色しているが、胴の中ほどに大きな菊の花が一輪鮮やかに描かれている。

小林善作4-1

 過去に紹介したえへらっと笑った顔の善作も私の好きなこけしの一つとなっているが、この神妙な顔付きをした愛らしい善作も眺めていて飽くことを知らない。

小林善作4

 こけし本来の泥臭く素朴な味わいを何時まで残して行きたい。
 
こけしの話206

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小林善作3 湯田のこけし

 小林善作3 湯田のこけし

 私は通勤の行き帰りに車の中で良く落語を聞く。五代目志ん生が一番好きな落語家だ。十代目桂文治がそれに次ぐ落語家である。

 最近、ある映画(DVD)のシーンの中で志ん生の長男の十代目金原亭馬生が演じる『親子酒』が流れてた。一人暮らしで老い、疲れた老女(八千草薫)が亡き夫の残した落語のテープを古いラジカセで食事の支度をしながら聞くシーンだ。私は一瞬だが父志ん生の落語と間違うほど似ていることに驚きを感じた。馬生は志ん生のぞろっぺえな(いいかげんな)落語を嫌っていた。父のような落語はやらないと言っていた時期がある。54歳という短い人生の中、まだまだ父、志ん生の芸には及ばなかったが、親子の血の繋がりの濃さを感じたシーンを忘れることが出来ない。

小林善作3

 今日の善作さんのこけしは57歳(昭和40年)と本人の筆で記されている。全体的にバランスが整い、顔は飄々とした善作らしさが弱いような気がして物足りない。涼しげに笑ている目や口元に暫し暑さを忘れさせてくれる。

小林善作3-3

 善作さんの三男の昭三さんが定年(昭和17年生まれなので平成14、5年頃からか)後にこけし作りを復活した話や土湯のアサヒ写真館に昭三さんのこけしが並んでいたなどという記事を最近良く見かけるようになった。私は、志ん生親子の落語のように、父善作さんの血筋を受け継ぐ昭三さんのこけしを観たいと思う。

こけしの話27

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小林善作2 湯田のこけし

小林善作2

 今日は久々に早く仕事が終わり家に帰ることができ、小林善作さんのこけしを何本か机の上に並べゆっくりと眺める事にした。このロクロ模様の1点も先日のこけしと同じ59歳の作品だ。大きさは8寸で、先日の6寸のこけしと比べると筆使いに於いてかなり趣が違うような気がする。

小林善作2-2

 角張った頭だが胴とのバランスが取れている。左の目が少し垂れ気味になり口は右にやや上がっている。太い線や細い線で描かれているロクロ模様を見ていると不規則で落ち着を失なわせているような気がするが、これが独特なユーモラスな顔にはお似合いなのかも知れない。褪色は殆んど無く多少の日焼けはあるが45年の時の流れを忘れ、善作こけしの出来た当時の瑞々しさを楽しむことができる。

小林善作2

 このこけしはヤフオクに出ていたが入札する人がほとんどなくかなり安い価格で入手することができた。平成18年3月のことだ。この頃は、まだこけしブームの再来には少し間があり稀ではあるが掘り出し物を今よりも安価で手にする事がことができたように思う。


こけしの話23

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