2017-09

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佐藤伝6 4寸のこけし

佐藤伝6 弟子屈のこけし

 今日は1日中雨が降っていた。外出は朝晩の犬の散歩だけ。普段の暴飲暴食が祟ったのか口内炎が辛い。妻が雑炊を作ってくれた。中には細かく刻んだ蕗の薹が入っていて、口の中に春の香りとともに苦みが広がった。

佐藤伝6

 伝工人の造りつけの4寸、昭和49年の作で少し日に焼け褪色している。顔の描彩は晩年の作のように左側が顕著に下がる癖があまり出ていない。点を打ったような頬紅をつけオチョボ口の顔、幼子を思わせるようで愛らしい。

佐藤伝6-1

 伝工人のこけしは、あと少し持っているが棚の奥に入っていて見つからない。


こけしの話185





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佐藤伝5 晩年のこけし

佐藤伝5 晩年のこけし

 巷では、今日は寒い寒いと言われている。少し多めに着込み散歩に出てみたが、昨日と比べればかなり気温差があり拍子抜けしたような気分になった。空は鈍よりと曇っているが吹く風が暖かい。

 3月に入った。つい先日、年始の挨拶を交わしていた。最近は月日の経つのがかなり早く感じてならない。

佐藤伝5-2

 先週と同じ散歩道を愛犬と歩いていると足元に蕗の薹が可憐な花を咲かせていた。柔らかな黄緑のガクを一杯に広げ、小さな花が集まりボールのように丸くなっている。その中の一輪が咲いていた。

佐藤伝5-1

 今日のこけしは伝工人の最晩年の作で大きさは6寸のペッケ型、顔が小さいので瞳が大きく見える。目と目が離れ、左側の目が右側と比べ大きく下がっている。これは晩年の描きかたの特徴になっている。筆の先で点の様に描いた頬紅も左が下がっている。胴は裾と中心に赤と緑の線でロクロ模様が引かれ、スカートの様に広がった裾側には赤い菊が描かれ、首の下には赤い襟が描かれている。菊の模様もやはり左側が下がりバランスが悪い。

佐藤伝5

 胴底には鉛筆で昭和55年6月と記されており購入時期と思われる。伝工人は昭和55年12月に75歳の生涯を閉じている。


こけしの話184


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佐藤伝4 弟子屈のこけし

佐藤伝4 弟子屈のこけし

 今日のこけしは先日紹介した9寸と同手の作で大きさは8寸で一回り小さい。姉妹のようなこけしであり二つ並べて飾っている。

佐藤伝4-1

 並んでいる写真を写せばよかったが、胴模様は表も裏もほとんど変わらない。多少前後はすると思うが同じ時期に作られたのだろう。顔は目や眉は左右のバランスがとれしっかりと描かれている。頬紅は9寸と同じように左が少し下がっている。

佐藤伝4

 伝工人のこけしに引かれるのは「土臭く素朴」という言葉がぴったりと合うからだ。


こけしの話183


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佐藤伝3 弟子屈のこけし

佐藤伝3 弟子屈のこけし

 寒い日が続いているが確実に春の気配を感じている。犬の散歩道で先週見つけた蕗の薹が大きくなり、開き始めガクをそっと覗いてみると小さな蕾が膨らみそろそろ小さな花が開きそうになっていた。

佐藤伝3-2

 今日のこけしは大きさが9寸で、胴底には鉛筆で昭和48年9月と記されている。直胴でロクロ線と菊の花の折衷式の模様となっており最上段は赤い襟が描かれて、胴を握ると僅かに中心が細くなっているのが分かる。背中を見ると菊の花の色が反転しており裾の菊は緑色で中心の菊は赤、一番上の菊は赤い花弁の旭菊を描いている。

佐藤伝3-1

 顔は細い線でしっかりと描かれている。目と眉は左右のバランスも取れている。頬紅が多少左の方が下がっているがそれ程気にはならない。

佐藤伝3

 
 キリット結んだ小さな口が芯の強い少女をイメージさせ何とも愛らしい。


こけしの話182


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佐藤伝2 復活期のこけし

佐藤伝2 復活期

 佐藤伝工人は昭和32年に秋田亮氏の進めでこけし作りを復活させた。

佐藤伝2-1

 この口絵のこけしは佐藤伝工人が復活して間もない時期に作られたものと思われる。胴底には32年12月と鉛筆で書き込みがあり、私達が見慣れている昭和50年代の伝工人のこけしとは大きく雰囲気が違っている。

佐藤伝2

 作り付けで大きさは4寸程、小さい胴の裾の方は緑色のロクロ線が引かれ、その上に慣れない手つきで菊の花を描き、中心よりやや上に赤いロクロ線の帯が引かれ、その上に着物の襟が描かれている。丸い顔に細く大きく反った眉、中心より下がった位置に異様に大きな瞳が描かれている。口は小さな点の様に小さく、その上にくっつくように鼻、そして左右の頬に紅が打たれグロテスクさと愛らしさの中間に位置しているように思えるこけしである。

佐藤伝2-2
 
 背中には下段に正面から見た菊の花、上段には旭菊が描かれている。

 このこけしを最初に見た時に、異様に大きく離れた目が子供のころに読んでいた「少年画報」に描かれていた挿絵の宇宙人の顔に似ていることを思い出した。

 
こけしの話181


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