2017-04

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佐藤きくさん1

佐藤きく1 

 佐藤巳之助さんの妻である佐藤きくさんのこけしとの出会いは、昭和62年1月3日に水戸の京成デパートの3階にあった美術画廊で開催された伝統こけしの展覧会の会場だった。その展覧会は及位の佐藤文吉さんや佐藤昭一さんのこけしが出品され、こけしブームは遠い昔のように陰りが見えていたものの見応えのある作品が展示したあった。
 その会場で私は佐藤きくさんと文吉さんの小さめこけしを1本づつ入手した。

きく1

 きくさんは明治44年4月12日生まれで、夫巳之助さんや息子昭一さんを陰で支えながら、昭和46年ごろに60歳で木地を挽きこけし作りに挑戦し始めたという。

きく1-1

 このオドケタような顔のきくさんのこけしを眺めていると、いつの間にか肩の力が抜けてゆくのがわかってくる。充電器の上に胡坐をかいているように明日への活力が湧いてくる。

こけしの話128

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佐藤昭一1 地蔵型

佐藤昭一1 地蔵型

 私が巳之助一家のこけしを最初に手にしたのはいつごろだったのか。古いメモを読み返してみると、昭和55年7月に直接佐藤昭一さんの工房に電話をして8寸をこけしを2本送って頂いたことが書いてあった。入手日は7月9日となっている。

昭一1

 昭和51年ごろからこけしを集めはじめて、東北各地の主なこけしの産地を訪ね歩き、ある程度欲しいと思っていた工人のこけしは揃える事は出来た。人気の高い工人のこけしや高齢で作品の数が少ない工人のこけしは入手出来ない事の方が多く、若手の中では及位の佐藤文吉さんや仙台の佐藤昭一さんのこけしがその中に含まれていた。遠方の工人には電話で注文して断られたり、何か月も待たされやっと手に入れることが多い中で、佐藤昭一さんのこけしは電話をして手元に届くまでスムーズに運べたことを記憶している。

昭一1-1
 
 今日は佐藤昭一さんの地蔵型のこけしで大きさは5寸、驚いて目を細めた顔の表情が魅力的で、祖父や父が歩んだ大きな足跡に埋もれること無く自分の地位を築き上げた昭一工人は本当に立派でり感服する。

こけしの話127

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佐藤巳之助2 最古Ⅰ型

佐藤巳之助2 最古Ⅰ型

 佐藤巳之助さんは明治38年11月10日に佐藤周助の次男として生まれ、大正8年より父の元で木地の修業をした。昭和4年に肘折を離れ父の生れ故郷の遠刈田を経て仙台市内に定住した。そこで長く木地製品やこけしを作り続け、昭和53年3月に73歳で没した。

佐藤巳之助2-1

 今回のこけしは肘折温泉で古いこけしが発見され復元したもので最古Ⅰ型と呼ばれている。制作時期は昭和47年ごろである。桜材を使った木地だろうか、少し赤味にある有色材で大きさも1尺1寸5分である。私の蒐集の基準である8寸以下というサイズを上回り、どうしたものかと迷っていたことを思い出す。

佐藤巳之助2

 この瑞々しい顔の表情に惹かれ、金額も手ごろであり他の人の手に渡って後悔するよりはと入手した訳で、我が家のこけし棚の中で一際大きく胸元のこけしを見下ろす様に微笑んでいる。

佐藤巳之助2-2

 今は私のお気に入りのこけしとなっている。顔を眺めながら口の中で「一期一会」と呟く時がある。

こけしの話126

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佐藤巳之助 最古Ⅲ型

 佐藤巳之助1 最古Ⅲ型

 今日で8月も終わってしまう。まだまだ残暑は続きそうだ。早く感じる。月日の流れは、ものすごいスピードで走っている。今年も残り僅か4ヶ月となってしまう。

佐藤巳之助1-2

 ついこの間まで青々として風に靡いていた田圃も稲刈りが始まった。いつもの休日に散歩道を歩いてみると田圃はきれいに刈り取られていた。先週は稲穂が実り頭(こうべ)を垂れはじめた田圃を眺めながら犬達と歩いたのに。

佐藤巳之助1

 ヤフオクで欲しいと思っていたこけしの出品があり落札した。それは佐藤巳之助さんの最古Ⅲ型とよばれている古い肘折のこけしを復元したもので胴の底に昭和49年9月29日「たつみ」と書いてある。大きさは9寸3分でシンプルな菊を4輪描いた胴に凛とした表情の顔、気品があり私はとても気に入っている。

佐藤巳之助1-1

 改めて写真で見ると、キリットした眼、キュッと結んだ口、本当に良い顔をしている。

こけしの話125

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