2017-08

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国分栄一5 アサヒ写真館のこけし

国分栄一5 アサヒ写真館のこけし

 先日(6月28日)息子と2人で安達太良山に登った。奥岳登山口の駐車場に8時頃到着し雨が上がるのを待つことにしたが、お天気の情報をゴンドラ駅の職員さんに聞いてみると午前中いっぱいは降るらしい。

 雨脚が強いので何処かで時間をつぶそうと土湯温泉まで車を走らせてアサヒ写真館にお邪魔しコーヒーを注文した。店の中はジャズが流れ、私は棚に飾ってあるこけしをゆっくりと眺めながら挽きたての豆で入れたコーヒーを楽しんだ。息子は店主と最近始めた自転車の話や真空管アンプから流れる音楽を聴きながらオーディオの話に盛り上がっていた。窓の外を眺めると少し雨が小降りになってきたようだ。

国分栄一5-2

 11時少し前に奥岳登山口のゴンドラの駅に戻り、山の身支度をして山頂行きのゴンドラに乗った。山頂駅では登山届に連絡先など必要な項目を記入して登山を開始した。小雨にはなったとはいえ川のように登山道を水が流れ、遠くの景色はガスで良く見えない状態である。昼頃にやっと雨が上がり、山頂に立つとぼんやりと雲の合間から薬師岳が浮かんで見えた。

国分栄一5-3

 雨でコンディションの悪い登山ではあったが途中の山道では「ハクサンシャクナゲ」「サラサドウダン」「イワカガミ」「……」など多くの山の花に出会え心を満たしてくれた。

 口絵のハクサンシャクナゲは登山道に沢山自生しており、淡いピンクで毬のような形に咲き、今が一番の見頃のようである。梅雨空のもと安達太良山に登った甲斐がある。

国分栄一5-1

 今日、紹介するこけしは今回「アサヒ写真館ギャラリー」で購入した国分栄一さんの作り付けの作品で大きさは4寸、制作時期は平成12年5月である。

国分栄一5

 裾は黄色く塗られた染料の上に赤と緑と紫でロクロの線と野草を想像させる模様が描かれ、黄色の木地に程良く滲みが出ている。胴の上半分は紫色と濃い赤の染料でロクロ模様が引かれ、形と色彩ともにバランス良く仕上がっている。顔は丸く小さく一重まぶたのキリットした眼、小さな口と鼻が描かれ愛らしい。迷うことなく最初に手に取り選んだ1点である。

こけしの話292

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国分栄一4 勘内型

国分栄一4 勘内型

 梅雨明けのころとは打って変わって気温が下がり過ごしやすい。昨晩は8時ごろ会社を出たが半袖では寒く感じた。昼間も湿度が低く爽やかな風が吹いていた。

 三連休の最終日(7月15日)那須旅行から帰ってきた妻を水戸の友人宅に迎えに行くことになっていた。私は午前中、早めに用事が終わったので、昼は外で食べようと可なり早く家を出た。鉾田(茨城空港の近く)ICから高速に乗り高萩まで行き「ら麺 はちに」で濃口しょう油ラーメンを食べた。スープが濃厚で美味しかった。麺が少し茹ですぎた感があり残念な気もする。次は秋に塩味のスープを食してみたい。
 
ら麺 はちに

 途中の日立中央のサービスエリヤで休憩した。風が涼しい。老犬は顔が白くなり、動きにも老いを感じ鈍くなっている。

リュウ1

 昨日(14日)、那須の「みちのく本店」より妻から電話があり「荒川洋一さんの細い胴のこけしを土産に買った。」からと連絡があり、そのこけしと対面できることを想いながら楽しみに友人宅に向かった。

国分栄一4-1

 今日は「みちのく本店」で昭和53、4年ごろに購入した国分栄一さんの小寸の勘内型を紹介する。勘内型は孫の直樹、甥の伝喜や鎌文一家が復元しそれぞれに味わいあるものを作っている。国分さんは昭和46年ごろから復元をはじめたといわれている。この国分工人の勘内型は基本型の一つで大きさは5寸、首が細く胴は裾に向かってロケットのように広がっている。

国分栄一4
 
 私は国分工人のこけしはあまり持っていない。鎌田文市工人の弟子であるゆえに、鎌文一家の陰に隠れ埋もれていた感があり、今、しみじみと観てみると技術の確かさが復元の質を高めていると感じる。これからは鎌文型など別な型のこけしも少し集めてみたいと思うようになった。

こけしの話93

 

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国分栄一3 白石のT君

国分栄一3 白石のT君

 白石市に住むT君、もう何年も会っていない。毎年、年賀状が届くので元気にしているのだろうと思う。昭和50年代に良くT君の家に泊まり、その足で弥治郎や鎌田文市さんの工房を訪ねた事を以前ブログで紹介した。

国分栄一3-1

 改めてこけし手帳に掲載している白石の地図を見ると鎌文工房のすぐ近くに国分栄一さんの工房があることが分かる。残念ながら一度も工房を訪ねた事が無い。今は体調を悪くしているのか国分工人はこけし作りを休止しているとお聞きした。いつでも行けると思っているうちに機会を逃してしまった。

国分栄一3
 
 今日、紹介するこけしは国分栄一さんのこけしで大きさは5寸で制作時期は不明である。とっくりを着て幼児の様なあどけない表情をしている。

国分栄一3-2
 
 遥か昔の遠い思い出に耽りながら、頬紅が愛らしい国分栄一さんおべっけを眺めている。白石の街に想いを馳せながら。
 
こけしの話87

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国分栄一2 ロクロ模様

国分栄一2 ロクロ模様

 先日、梅雨が明け、一気に暑くなってきた。今年の梅雨明けは早い。この調子で9月中旬まで暑さが続くと思うとうんざりとする。
 今週の3連休に妻たちは中学時代の友人達と那須高原に行くことになっている。梅雨が明け雨降りだけは避けられそうだが、那須湯本の「みちのく民芸店」あたりは、まだ標高が低いので朝晩を除いては、かなり暑いかも知れない。ロープウェーで山の上にでも登れば別世界になると思うが。

国分栄一2-1
 
 私のブログで国分栄一工人のこけしは2本目の紹介になる。大きさは7寸で胴には赤と緑で太いロクロ線と中ぐらいのロクロ線、細いロクロ線の組み合わせで模様が描かれている。線が木地に滲んだ感じが良い。昭和54年か55年の夏に我が家にやってきた。高原に涼しさを期待して出かけた那須高原の1泊旅行なのに、やけに暑い思いをしたので印象に残っている。

国分栄一2

 丸い頭で、飄々とした顔、今年の夏は机の上にこの国分栄一さんのこけしを置き眺めながら、冷凍室で冷やしたコップにビールを注いで飲むことにする。


こけしの話86

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国分栄一1 那須で出会ったこけし

国分栄一1 那須で出会ったこけし

 前回の続きで那須湯本「みちのく民芸店」の事を書く。最初に訪ねたのは、30数年前の夏、真夜中に家を出て那須に着いた時にはまだ夜が明けきっていなかった。朝の4時ごろだったと思う。湯本の入り口の駐車場に車を止め一眠りして、明るくなった道を茶臼岳の方面に向かって車を走らせた。湯本の坂を上りかけた時、早朝なのに一軒の土産屋さんが開いていたので車を止め店の中に入った。その店が「みちのく民芸店」だった。

 その後は何度も那須に通った。新山福雄、佐藤辰雄など弥治郎系のこけしの多くは「みちのく」で購入している。 その中に国分栄一さんのこけしも何点か入っていた。

みちのくのテーブル2

 私は今も昔も同じように、「みちのく」に行くとコーヒーを注文し、こけしや郷土玩具をゆっくり眺める。疲れると椅子に座りコーヒーを飲み休憩する。

 今日、紹介するこけしは国分(こくぶん)栄一さんの勘内型で大きさは7寸5分、栄一さんの代表的な型の一つである。こけしの購入時期から推測して昭和54年ごろの作品である。当時「みちのく民芸店」で購入したこけしを眺めると、那須の山々やコーヒーの味を思い出す。

国分栄一1

 国分栄一さんは昭和7年7月19日に農業国分栄七の長男に生まれた。白石の鎌田文市は親戚に当たり、その縁で昭和24年に18歳で木地を修業した。2年ほど鎌文に師事し独立した。その後、昭和27年ごろ白石市清水小路に移り、新型こけしなど各種の木地を挽いた。昭和46年に鎌田文市からこけしの描彩を学び、佐藤勘内型の古品の復元に取り組み成功した。晩年は体調を崩し入退院を繰り返し平成26年7月に行年83歳の幕を閉じた。


こけしの話48

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